【冒険の舞台…フルール大陸】

遠い世界の片隅に存在する巨大な大陸…それがフルール大陸です。

 

フルールは安定した気候、広大な大陸の半分以上を

森や植物に囲まれている事による豊かな資源を持つ緑の楽園です。

広大ゆえに世界の大部分は誰も到達できていない未知の部分が多く、

多くの冒険者や開拓者、学者が探索を進めています。

 

かつては都市や高度な文明や多種多様な人種、

そして強力な魔法が存在していましたが、

遥か昔神々の時代に、唐突にその文明は全て崩壊、失われました。

古い文献を読み解くと旧人類は何らかの戦いに巻き込まれて絶滅しており、

新人類と呼ばれる現代の人々の先祖が

再び生まれ落ちるまで数億年の年月を要した事。

その数億年、フルールは魔物のみが暮らす大陸であった事。

現代の新人類が断片的に読み解いた真実は不完全であり、

謎が多く残されています。

 

旧人類の残した文明の名残は大陸のあちこちに見つけられます。

廃墟と化し遺跡化した都市や村の跡、

地下迷宮から発見される古代文字で書かれた手記、

瓦礫の中には"キカイ"と呼ばれるカラクリが多く見つけられています。

 

 

【人間と魔物】

新人類が再誕してから数億年という時が流れていますが、

人類の数はそう多くはありません。

その理由が旧時代から生き続ける魔物の存在です。

 

魔物は人間よりも遥かに強く、優れていて、かつ獰猛でした。

かつてフルール全土は彼ら魔物のものでした。

しかし、そこに新人類である人間が誕生し、魔物を排除しようとしました。

魔物も人間を絶滅させ、再び魔物だけの世界にしようとしました。

 

争いはほんの十数年前まで行われ、

多くの人間や魔物が殺されてしまいました。

 

現在は人間と魔物、共存の道を歩み関係も良好ですが、

今でも理性のない魔物は人間を喰い殺そうと襲ってくるのです。

ひ弱な人間は抵抗もできずに、少しずつ数を減らしています。

 

 

【失われた古代の遺物と魔術】

フルールの人間は魔法を使う事ができません。

そもそもの魔力を持ち合わせていないのです。

よって、魔法というものは魔物のみが使える奇跡の技術なのです。

 

しかし、潜在的に魔力を持ち合わせている人間も存在します。

その者は旧人類の先祖返り、とも神々の加護とも言われています。

しかしフルール人の魔法使いとは畏怖されし存在であり、

一方で呪われた者として扱われます。

それでも強力な魔術に心を奪われ、

禁忌の術に手を出してしまう者も少なくありません。

 

 フルールには私たちの言葉で言う"機械"というものは存在していません。

しかし、銃やゼンマイの時計やカメラなど、

古代の遺跡で発見された遺物は研究複製され不完全不安定ではありますが、

フルールの多くの地域で流通しています。

もしあなたがキカイを持ち、

フルール人に見せたのならばそれは高く売れるかもしれませんし

それを狙われるかもしれません。

 

 

【唯一の王都ペタル】

フルールでも開拓の進んだ、比較的平穏な地域の中心には、

大陸唯一の都市"ペタル"がたっています。

ペタルは王都であり、フルールでも一番人や魔物が暮らしています。

多くの店が並び、他大陸からの旅人を迎え入れ、

多種多様な人種が交流し、王国騎士団によって安全も守られています。

ペタル王は旧人類の血と神の血を濃く受け継ぐ者、と言われていますが

権力はペタル周辺にのみで他地域の人々は

それぞれにそれぞれの暮らしをしています。

 

他大陸からの旅人の受け入れも

王都ペタルでは積極的に行っています。

永住権の法はまだ整ってはいませんが、

広いフルールを探索し、

旧世界の謎を解明する事は大歓迎となっています。

 

他大陸からの旅人は"風の人≪ヴァン人≫"と呼ばれています。

 

 

【人間と魔物と半獣】

人間と魔物の関係は現在良好であり、

時に家庭を築く事もあります。

王都ペタル周辺では他種間での恋愛は認められ、

その子供である半獣にも人権を与えられていますが、

地域によってはまだ畏怖されているようです。

実際王都ペタルの上層は人間のみで構成され、

魔物や半獣の介入を認めていません。

 

法では認められつつも、人間と魔物の本当の共存は

もう少し時間を要するのかもしれません。

  

 

【フルールの神々】

フルールには神が7人存在します。

 

フルール大陸の最高神 女神「ルーベ」

女神ルーベを護る6人の守護神の長 龍神「ウトゥック」

生と死を司る死神 守護剣士「デオ」

夢と現を管理する者 夢幻の使者「ギルツ」

破壊と戦を司る鬼神 戦神「かんくろう」

魔物の祖にして魔術を生み出した者 碧き魔獣「クレハ」

フルールの植物全てを生み出した母 森の幼母「クローディア」

 

神は旧人類よりも遥か古代に悪しき神から人々を守った、と

神話で語られている者たちです。

七人は伝説ではなく実際に存在しており、

遺跡から古書と共に写真が発見され

神話の信憑性が高まっています。

また、各地で彼らの姿を見たという目撃例もあり、

フルールの住人にとって七人の神は身近の存在であり

厚い信仰の対象でもあるのです。

 

ただし、信仰しなくても咎められることはなく

フルールの人々にとって信仰とはゆるいもののようです。

 

 

【冒険の旅へ】

最初の冒険の中心はペタル地方となります。

しかし、フルールは広く冒険する場所は星の数ほど存在しています。

 

貴方の冒険が素晴らしいものになりますように…

→【フルールアドベンチャーって?

→【キャラクター制作

→【二つのプレイスタイル】